肩こり

肩こりの原因はさまざまですが、結果的には肩回りの筋肉が、緊張して硬くなっています。

肩回りの筋肉は、表層を「僧帽筋」という大きな筋肉で覆われています。

肩こりを訴える方は、僧帽筋が硬くなっていることが多いですが、深層の筋肉が原因で起こる肩こりも非常に多いです。

特に「肩甲挙筋」や「菱形筋」が硬くなっているケースが多いです。

このような場合は、表層の僧帽筋をいくらマッサージしても症状は良くなりません。
深層の個々の筋肉にアプローチしていく必要があります。

当院では、肩こりではどの筋肉に問題があるか確認して、ひとつひとつの筋肉にアプローチして施術していきす。

深層の筋肉は直接は触れられませんので、筋肉がどこの骨から、どこの骨まで付いているかを確認しながら、関係する関節を動かしながら緩めていきます。

深いところの筋肉の指圧、インナーマッスル指圧と言います。

心理的疲労や自律神経による肩こりも非常に多いです。

そちらは鍼灸の得意分野です。
ツボに鍼、温灸をして全身調整して自律神経を整え、指圧、整体、鍼などで硬くなった筋肉を弛めます。

当院のこだわりのひとつである問診。
詳しく丁寧に行います。

詳しくお話をお聞きすることにより、施術方針のヒントになります。

また、隠れていた原因も見つかることもあります。

問診の次はベッドに移動して検査です。

触診や肩関節、肩甲骨、首の可動域などをチェックします。

どの筋肉に問題があり、コリや痛み、だるさが出ているのかを確認するのはとても大切です。

肩・背中・首などと大まかな部分的にアプローチするのではなく、問診や検査で確認した各筋肉ごとに施術します。

それぞれの筋肉の付着部、流れをよく把握することが大切です。

深層の筋肉を施術するのは「インナーマッスル指圧」と「操体法」がとても効果的です。

インナーマッスル指圧は各筋肉を、関節運動をしながら指圧します。

操体法は気持ちのいい動きに抵抗をかけて、その脱力でスッと筋肉が緩みます。

鍼治療は、インナーマッスル指圧や操体法の前か後に行ないます。

それぞれの状況によって違います。

また、指圧や操体法のみで十分に緩みますので、ご希望により鍼治療を行わないこともあります。

温熱療法といえば、内臓・自律神経系のイメージが強いですが、肩こりにもとても効果を発揮しています。

凝り固まった筋肉に丁寧に注熱を繰り返していけば、高温熱刺激による血管拡張作用で、血液、リンパの流れが良くなり、筋肉や軟部組織が柔らくなり、痛み、コリが改善していきます。

これまでマッサージや整体などを行ってもなかなか改善しなかった方などは、温熱療法をお試しください。

当院へご来院される方で、肩こりでお悩みの方はとても多いです。

肩こりは「血流が悪い」「関節の動きが悪い」「自律神経の乱れ」「仕事での首や眼の疲れ」「不眠やストレス」などが原因で肩・首・背中周りの筋肉が緊張して硬くなってしまっています。

表面がガチガチの方もおられますし、表面は柔らくても奥が凝っている方もおられます。

根本の原因（血流、自律神経など）にアプローチして、さらに実際にコリ固まっている筋肉を施術していかなければなりません。

当院は『指宿の方の健康のお手伝いをする』という思いで開院し18年が経ちました。
臨床経験は24年で多くの方の施術をさせて頂き、休日には多くの勉強会やセミナーなどに参加してきました。

これまでの経験と学んできた知識を基に、あなたの症状を改善に導くため、当院は徹底したカウンセリングと検査で原因を特定し、お身体の状態に合った施術を提案させていただきます。

肩こりでお悩みの方は、ぜひご相談ください。

健康堂治療院　院長　向吉祐二