腰痛の原因の多くを占める「仙腸関節」について

腰痛の原因の多くは仙腸関節にあると言われています。

仙腸関節は骨盤の「仙骨」と「腸骨」をつなぐ関節です。

強力な靭帯で繋がっていて、普通は2ミリ位しか動きません。

ここに不具合が起こると、腰痛や足、肩・背中などにも症状が現れます。

 

ぎっくり腰対策で重要なのは、仙腸関節の「しまりの位置」と「ゆるみの位置」です。

しまりの位置

直立かやや腰をそり気味のときが、仙腸関節は「しまりの位置」にあります。

 

ゆるみの位置

腰を曲げた状態の時は、仙腸関節は「ゆるみの位置」にあります。

 

このゆるみの位置で、重いものを持ち上げたり、急に動いたり、腰に衝撃が加わったりした時にぎっくり腰を発症しやすいです。

掃除機をかけている時にも起こりやすいですね。

イスに座った状態もゆるみの位置です。

急に立ち上がったりするときは注意が必要です。

 

仙腸関節はとてもデリケートな関節ですので、真上から強く押したり、マッサージ機を直接当てたり、強くぶつけたりしたら、不具合が起こり、ぎっくり腰や慢性腰痛を発症したりします。

 

仙腸関節の場所、仕組を良く知り、「下の物を持つときは膝を曲げて慎重に」、「腰が曲がった状態で急に動かない」などのことを気をつけて、ぎっくり腰を予防しましょう。

健康堂治療院